未来も過去も大切にしながら、周りの環境も常に大切にしながら、精進しつづけるための道である「学問」。このページでは今までの学問の奇蹟を共有していきます。

Menu

 「科学」という方法論の学習による「鬱状態からの克服」へ、そして「自我の芽生え」へ。

■①声帯学■

ボイストレーニングのための解剖学を学ぶ。 声帯の音域による変化と、響くポイントの違い。そして、声帯の解剖的解説。また呼吸のための腹筋などのメカニズム。 これによって、何か努力するためには、その努力する対象の科学的な根拠を考えて、それを実現するために行うべきであるという考え方になる。当時は鬱病的で懐疑的な精神状態であったため、明確な根拠があるのはある意味頼もしかった。

読んだ本
※1…『高い声で歌える本』高田三郎2002.2.20リットーミュージック ※2…『うたうこと 発声器官の肉体的特質-歌声のひみつを解くかぎ』フレデリック・フースラーら1965のを1987に翻訳、音楽之友社

■②脳学■

大学受験勉強を始めるにあたり、まずは勉強法の科学的根拠を探す。 池谷裕二の『脳の仕組み』(※2)を読んで、勉強も記憶という観点から考えると科学として扱えると気付く。 短記憶、長期記憶、経験記憶など記憶に種類がある事と、記憶はカテゴライズすることによって増すことも学ぶ。

【国語】この脳学の見識から、出口の論理学にかんする著作(※4)が非常に価値を見出すことになった。これによって難解な文章も、論理的骨格を描くことで理解できるようになった(そのため難しい本も挑戦できるようになった)。また、論理によって自分の知識を整理する事もできるようになる。そのため、多くの学問を体系化する事によって、あらゆる方面に正しい行動ができると信じ込む(これはスペシャリストをこえてジェネラリストになるべし、という塾の先生の考えからも由来)。  また早稲田大学の現代文でストラテジストに関する論文も論理の現実適用の考えに繋がる。

【歴史】  論理の流れで、古代・中世・近世・近代・現代という分類ですべて整理しようとする。また記憶として、すべての歴史人物に対して自分の知っている漫画の登場人物を当てはめることで記憶が増すという方法をとる(周りからみると歴史の勉強中に漫画を読んでるだけ)。

【倫理】  一番受験に影響ない分野で論理の力を使って文章を読解してみる試みを行う。そのため、ニーチェ・キルケゴール・ウィトゲンシュタイと哲学者の影響を受ける。特に実存主義は鬱を経た懐疑的な精神に奮い立たせる情熱となった。

【英語】  英語は多言語を取得する脳のメカニズムの思考という方向になった。それが『英語はぜった勉強するな』※5によって骨子が出来上がる。そこから英英辞典を使った勉強にこだわることになるのだが、それが英語の教師との対立となる。  高三の夏は、言語を取得する脳のメカニズムの研究に費やされる。『メンタルレキシコン』※3や脳の地図というような本を読んで引用して論争に挑んだ経験がある。  当時の考えだと脳は音域によって他の言語を分類していると考えた(英語の発音をパソコンで分析する本も買った)。そして英語は表音文字の為、発音はアルファベットで分かるはずであり、ローマ字読みを批判した。また言語は文法(svoなど)によってすべて分類できると考えた。

読んだ本
※1…『記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』池谷裕二2014.6.27ブルーバックス ※2…『タレでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法 』池谷裕二2001/12/1ライオン社 ※3…『英語のメンタルレキシコン―語彙の獲得・処理・学習 』門田 修平 (著), 中西 義子 (著), 島本 たい子 (著), 池村 大一郎 (著), 野呂 忠司 (著), & 1 その他2003/6/1 松柏社 ※4…『出口のシステム現代文 ベーシック編』出口汪 – 2001/6/1水王舎 ※5…『英語は絶対、勉強するな! 』鄭 讃容 2002/12/9サンマーク文庫
 科学的見解による公理の体系化による真理の発見と使用から、歴史や宗教など科学とは違う包括した学問へと発達した(科学による自我から、学問による自我に)。

■①武道・スポーツ科学■

高校時代声帯やボーカルについて学ぶうちに、稲葉浩志さんの影響もあり肉体を鍛えていた。その関係もあり、大学ではスポーツを志向する。但し、実践を想定する事で科学に基づく知見と自身の中での発達があると考え「武道」とりわけ「少林寺拳法」を行う。

運動を科学的に考えることに対して役に立ったのは丁度その頃発売された『奇跡のトレーニング』※1による初動付加理論が役に立った。しかし、科学による常識の批判という体裁を持っていたため、それは部活内での孤立となり、それが故に独自での運動理論を考えていくことになる。

ただし、実際には理論的なものは初動付加理論以上は進化していない。ただ、少林寺拳法のヨーロッパでの青坂寛の動きや、塩田剛三の動きなど達人の武道をみて考察するなどのスタンスが身についた。

また、初動付加理論の拮抗する筋肉などの考え方や以前の声帯学による見識などにより筋肉に興味を持ち、偶然にもうちの大学の図書館にあった若木竹丸の『怪力法並みに』※3を読むなどの後の解剖学と筋肉による学問の発達の伏線になる。

読んだ本
※1…『「奇跡」のトレーニング 』2004/1/11小山 裕史、講談社 ※2…『新トレーニング革命―初動負荷理論に基づくトレーニング体系の確立と展開』1994/9/1小山 裕史、講談社 ※3…『怪力法並に肉体改造体力増進法』 2005/9/1若木 竹丸(原版は昭和初期)体育とスポーツ出版社

■②宗教学■

年譜

2006年、カール・ポパーの影響や当時靖国問題などから国の歴史について見直そうという流れの影響も受けて、科学だけでなく歴史によって学問をする方向性を見出しました。

2008年、「博報堂買物「欲」研究所」の『買物「欲」マーケティング』の影響で、食品などはその食品自身の魅力を分かったうえで、どのように楽しめるか売場で伝えることで、消費者も買い物を楽しめるという考え方に影響。また日本料理やフランス料理の歴史を勉強するにあたり、「職人」の美学に憧れました。</p>

栄養学を調べる中で、栄養学の知識の習得と、栄養学の歴史(ブリア・サヴァラン、鈴木梅太郎、川島四郎、香川綾、佐伯ら)を調べる二方向での展開の中で、「考証普及」と「博物抜書」という考えが生まれました。 また学ぶとき「抜書」をするというスタイルもこのとき固まりました。 そして、大学時代のカール・ポパーの反証可能性から考えていた歴史の在り方を考える中で、精神から体系がつくられるという解釈に変わり、「精神」を学ぶ学問と「体系」を学ぶ学問が必要だと思い、それが「考証普及」と「博物抜書」と重ねました。 更に、そのため知識は包括した体系を得て全能感を得ることより、学び続けることに意味を見出したのが「ライフ・ワークとしての学問」でした(高校2年あたりから科学によって世界を体系化すればよりよく生きられる、という考えの改め)。 ■2021.06.07記述■ 2010.11.21 東京農業大学 短期大学部栄養学科受験  受験動機は、食品を提案するために「デザイン」によって情報を「整理」する必要があると考えたが、その整理すべき情報は「栄養学」にあると考えました。そのため、その「栄養学」を本格的に学びたいと思ったのが動機です。  農大を選んだのは鈴木敏太郎の影響があり「農学」と「栄養学」は繋がりがあるものだと考えたためです。  (これは当時の日記を2021.06.07に読み返しまとめた記述) 2010.12頃 「ライフワークとしての学問」  a.「考証普及学(Thinking of inovation)」…「時間(X)」と「空間(Y)」で生じた「現象」、つまり「普及」を考える学問。 【方法】「人物史」を中心に場所と時代に分け記述。「人物史」同士で重なり合わせた(関連した)事を両方の見解から証拠を上げ研究。 【立場】「体系」があって「学問」があるのではなく、人物を試行錯誤した「精神」から方向性がつくられ、「体系」化され「学問」ができるという立場から、「精神」を学ぶ学問。 b.「博物抜書(Natural History)」 【立場】南方熊楠を参考に学問は「抜書」による「体系」化により学んだと考え、更に新たに学んだ知識を以前と対照できる。 ※「普及考証」「博物抜書」も「抜書」による「体系化」し、新しく学んだ事が以前と対照できることにより、学問を進めていくという点では同じ。但し「考証普及」は「精神」を読み解くことを重視し、「抜書」の方向性を作るという点で「博物抜書」と分けている(学問で言うと哲学のようなもの)。 【方法】栄養学が「博物学」—「解剖学」—「化学」というカテゴリーで食品をまとめられるという流れで、農大受験に向けて学んでいたのでそのカデコリーで抜書した。 「ライフワークとしての学問」 学問を三段階に分け、第一段階は仕事を効率化する仕組みを考えることなど、第二段階は博物抜書、第三段階は考証普及と考える。 ライフワークとしての学問を行い、学問により方向性を見出す道徳的学問の在り方を提唱(※西部邁の「福澤諭吉」を参考)

【心理学の背景の探究】 2020.8南方熊楠と人類史 2020.9夏目漱石と心理学→ユングとニーチェ 2020.10フーコーと心理学

【普及考証と世界旅行】

普及考証学によって世界旅行ができる可能性の挑戦と「鉄」「水」論と博物篇の創設に繋がる

2020.10ロシア:アレクサンデル1世とゴローニン→11ニコライ1世 2020.11イギリス:小ピット→12バーミンガムの産業革命→紅茶貿易の普及 2021.1中世:ダ・ヴィンチとチェーザレ→フィチーノと新プラトン主義→2ホークウッド→モンゴル:マルコポーロとフビライ・ハン  →3九条兼実・慈円→運慶と興福寺と鎌倉美術→三蔵玄奘・天台宗・聖徳太子 2024.4北アメリカの植民とイギリス→6.17アメリカの奴隷制度を巡る議論史→7.5三十年戦争とフランス→7.29第一次世界大戦とオーストリアとドイツにまつわる歴史

【鉄】

2021.4.9佐賀藩と蘭人→4.15 16世紀のルネサンス人→5.29フレンチ・カンカン→5.30狂騒の1920年代とアールデコ調のホテル→6.3 1889年のパリ万博→6.8「鉄」と「刃物」論

【食の旅から水論】

2021.4.29StubbBBQソースとアメリカのBBQ→4.29ウィリアム・ハルステッドの業績→5.11お肉を焼講座→5.11美食の都・リヨンと三大名物→5.14フランスのブルーチーズ・ロックフォール→5.19フランスの天然水とミネラルウォーター総論

【博物篇で現代を捉える】

7.13物価の行く末を考える→8.12炭水化物(糖類)の体への作用とコントロールの仕方→9.3新型コロナ論