エアコン選びにとってまず重要なのがどの出力のエアコンを買うか?ということになります。

 というのは一般的に家電量販店などで示されているエアコンの畳数に関する表記は、1964年までの平屋木造の家を基準としているJIS規格のため、それ以後の断熱性が違う家に住んだ場合、その昔の基準をそののまま適応するとオーバースペックになってしまう可能性が高いからのようです。

 ですので、今の家の断熱性に合わせて出力を算出した方が、部屋とスペックが適合しコスト的には適正になると考えられます。

 そのため、1章ではエアコンの出力の選ぶ基準を考えたいと思います。

 その後、二章ではエアコンの出力以外の広い部分での選び方を考えていきたいと思います。

…もっとも、エアコンの畳数をそのまま信じても「大は小を兼ねる」という意見もあるため、問題はないと思います。そのため、出力に疑問がない方は二章から読むことをオススメします。

目次
1章.エアコンの出力はどのように選ぶべきか

2章.エアコンにはどんな機能があるのか

1章.エアコンの出力はどのように選ぶべきか

 エアコンの利き具合は、部屋の断熱性に影響されます。

 断熱性が強い家程、低出力のエアコンで賄え、断熱性が低い家程、高出力のエアコンが必要になります。

●エアコンの能力が部屋に合っていない場合

 主に、故障率が上がったり、電気代が高くなったりするようです。

 一番の燃費が良いのは、エアコン能力に対し必要冷暖房能力が70%~100%の時のようです。つまり、適正値のエアコンかやや余裕をもったものを付ければ最も燃費が良いようです。

 100%を超えてくると燃費は下がっていくようです。これは部屋に対して冷暖房能力がたりていない状態で、車でいうと軽自動車でアクセルべた踏みした状態のようです。燃費の低下はそこまででもないですが故障率が上昇するようです。

 一方、50%を切ってくると、大幅に燃費が落ちるようです。スポーツカーで渋滞にはまってる状態のようです。電気代が高くついてしまうようです。※6

●必要暖房能力の求め方

 必要暖房能力=(Q値+C値/10)×面積×(設定室温-その地域の年間最低温度)

 暖房定格能力と比較すると、どの畳数でも激寒住宅(1980年前より前)と極めて近い結果が出て来るようです(つまり一般的な畳数はそれを基準としていることの証明でも)※9

 Q値・熱が移動してしまう量であり、値が小さければ小さいほど断熱性能が高いようです。※10

●計算せずに最適なエアコンの容量が選定できるサイト

 電力中央研究所 https://criepi.denken.or.jp/asst/紹介

【地域】①次世代省エネ基準 UH値0.87 Q値2.7 平成25or28年

    ②省エネ基準 昭和55年 

    ③新省エネ基準 平成4年

    ④分からない

【建物の条件】何階か?どの方位向きか?広さは何畳くらいか?

【エアコン設定温度】

  冷房26℃、暖房23℃推奨(冷房は屋根の断熱及び日射遮蔽ができてるようなら24時間つけっぱなしが推奨)

【平日・休日の使い方】

【エアコンを選ばれる際の優先度】

 ・立ち上がり…指定温度までの到達スピード

 ・トータルコスト

 ・省コスト、省CO2 ※4

 、、、などの条件を選んで、選定します。

 他にもhttp://www.id-c.co.jp/cgi-bin/fukacheck/ac-doc.html などもあります。※6

●断熱性に影響する要因

エアコンの効きやすさは、住宅の断熱性能が大きく影響するようです。

 断熱性能に大きく影響するのは、窓の性能、そして壁の断熱材のようです。

 また、住宅の気密性能+日射熱のようです。

 一般に鉄骨住宅の気密性能は木造住宅よりも劣り、鉄筋コンクリート造の住宅は機密性能に優れているようです。

 いまの住宅は昔より断熱性能が高いからエアコンが小さくていい、というのがあてはまるのは、主に平成11年(1999)以降に省エネ等級4以上で建てられた住宅になるともいわれます。※11

➀建築構造

 鉄筋の方が隙間がないため断熱性が高く、木造の方が隙間が生じてしまうため一般的には断熱性が低いとされています。

②方位

 南向きなら実面積のプラス二畳を目安に設置が推奨されるようです。※1

③間取り

 キッチンのある部屋は、換気扇やコンロなどで温度が変わるためこちらも実面積より高い広さの面積のエアコンが必要なようです。※1

●定格冷房出力

 

 平均でもなければ、最大でもないようです。

 もともとは、東京モデルという基準で、「6畳を冷やすには2.2kwの能力が必要ですよ」という実際に計測された指標だったようです。

 しかし、住宅事情の変化もあり、今では単なる能力比較の目安として使われているにとどまっているようです。※3

●エアコンの出力の表記方法

 ○kw~○kw という具合で書かれている場合は、木造で南向きか和室の場合から、鉄筋アパートで洋室の場合の出力範囲を書かれているようです。

 最大値の数値が高いと暖房がよく効くのはもちろんですが、立ち上がる時間も短くなります。※6

●エアコンの畳数の考え方

 エアコンの出力をイメージが湧きやすいように畳数にあわせて記述することも多いです。ただし、この畳数は1964年の平屋木造を基準としているJISの規格から来ている※2ため、注意が必要です(1964年以後の物件だと断熱性が高いためオーバースペックになることが多いようです)。

 基本的には最適なエアコンを選ぶなら、畳よりkwの方が重要のようです。※6

●APF(通年エネルギー消費効率)

 数値が大きいほど省エネのようです。※3

 車で考えると燃費のようです。※2

●省エネを考える方法

 省エネルギーラベルの省エネ基準達成率とAPFをみると良いようです。

【選び方①】消費電力の数値

 1000w以下程度のワット数であればコスパが高いようです

 『期間消費電力量(1年間のエアコン消費電力量)』の安いもの

【選び方②】AI機能

 人を感知してピンポイントで送風するのも省エネにつながるようです。※8

●エアコンの出力のバリエーション(最大暖房(冷房)能力)

 

 エアコンの出力は3つ(6kw[100V]、7.1kw[100V]、11.5kw[200V])しかないのをグレード展開でいくつもの種類があるように見せている面があるようです。

 

 更に暖房では3つしかないグレードを冷房にリミッターなどをかけてバリエーションを増やしたりしたりもするようです。※2※3

 エアコンを暖房の出力のみで分類すると3つしかないため、実質的には6畳用も8畳用もほぼ6kwであり、能力は同じと考えられます。

 ここから6畳と8畳用で迷っているなら、6畳用を購入した方がいいともいわれます。そして値段の差分を使って、上位機種を購入するのが賢い買い物ともいわれます。※3

 暖房を基準に購入するのはエアコンは暖房が苦手なためのようです。

●エアコンは暖房が苦手。そのためエアコンを選ぶ際は暖房を基準に。

 温度が上がった室温から、熱を奪って外に放出(冷房)するのと、冬の寒い外気の中から、熱を無理やり奪って、室内に持ってくる(暖房)、、、では後者の方が大変のようです。

 ですから、エアコンを選ぶ際は暖房を基準に選ぶのがよいとも言われます。

 能力が高すぎると特に立ち上がりのときは、効率が悪く、無駄にエネルギーを消費することになるようです。※3

2章.エアコンにはどんな機能があるのか

A.機能紹介

●送風機能

 エアコンをつけるほどではないけれど、室内の空気を循環させたいときに使う機能のようです。※3

●自動洗浄機能

  業者へ分解洗浄を依頼した場合、普及機なら14000円程度かかるようです。

  一方、自動掃除機能があると20000円程度かかるようです。※6

●コンセントの形状

※7

B.メーカー別紹介

※6

※7

●ダイキン

 家電としてはエアコンのみのメーカー。

 歴史あるメーカーでここ20年の間で一般消費者に知られるようです。

 業務用のトップの地位を占めるようです。

 堅実なエアコンで、故障しづらい特徴があるようです。※3

 普通のエアコンは空気を循環させながら温度調節する仕組みなので空気を入れ替える事はできません。しかし、ダイキンは室外機を通して外気を吸気する仕組みがあり冷暖房しながら換気をする事ができるようです。

「うるう加湿」は、この換気機能の延長上で、外の空気中の水分をエアコンが取り込み無給水でお肌・お部屋にうるおいを届けします。エアコンの為にあける壁穴も少し大きめになるようです。

但し加湿機能は電力が上がるのと、加湿専用器には大きく及ばないという意見もあるようです。※6

【洗浄機能】加湿水洗浄ストリーマ

加湿器の機能で水を作り洗浄する機能のようです。

+ストリーマ(カビやニオイの原因を分解、カビの繁殖を抑制、空気洗浄機にも搭載)を照射しながら送風乾燥・加熱乾燥を行い、エアコン内部を綺麗にするようです。※6

●パナソニック

 機能が豊富。

 自動排出機能を搭載した「お掃除ロボット」

 除菌もできる「ナノイー」

 省エネの「エコナビ」※3

「新エネチャージシステム」…従来のエアコンはON・OFFのくり返しで設定温度をキープするため、OFFのときに除湿機能もストップするため、蒸し暑く感じるようです。

 しかし、今まで使わなかったコンプレッサーの熱を利用することで、冷房が止まらず、冷房も霜取り運転中にとまらないようです。従来は熱を止めて霜取りへ電力を回すようですが、チャージしておいて両立できるようになったようです。

【洗浄機能】ナノイーX 内部クリーン

自動排出機能・コーティング、加熱、ナノイー※6

・パナソニック エオリアCS-AX250D-W

 スマホで外出先から

 7-11 115% 6.7 500/515w AI○※8

●三菱電機

 「ムーブアイ」に代表される、人を感知して心地よさを与えるということに重きが置いてあるようです。※3

 「ムーブアイmiraA.1+」は部屋の中を360°センシングし温風・冷風が接する床・家具などの温度変化から空気の流れの強さを推測するようです。風が見えるようになっているので人に届いているか確認し、風を見ながら調節することが可能になったようです。

 上手く届いていないとわかったら風向きや強さを自動で調節するようです。

 2つのプロペラを別々に回転させおそい回転で弱い風を、早い回転で強い風を作り出すようです。また、人によって風の強さも変えられるようです。

 更に窓からの外気温を検出し先読む運転ができるようです。

 アプリでサーモメーターもみれるようです。

【洗浄機能】よごれんボディ・はずせるボディ

ご自身で洗浄する人に良いようです。※6

●富士通ゼネラル

 ノクリアシリーズ・加熱除菌機能(カビをとる)※5

●東芝

 プラズマ空清・AI快適

 プラズマでヨゴレ・ホコリをとり屋外へ

 PM0.1まで除去するようです。

【洗浄機能】マジック洗浄

結露水から排出+乾燥※7

●三菱重工

 JET運転・ワープ運転

 JETは強い送風(ロケット・航空機を扱うならでは)のようです。

【洗浄機能】

内部クリーン

運転停止後に自動的にエアコン内部を約2時間乾燥させてカビの成長を抑制するようです。※7

●SHARP

 空気洗浄・氷結ドライ

・エアコンでありながら、空気清浄機の業界基準をクリアしている唯一のエアコンで、55畳と広いようです。

・氷結ドライ

 一般的なエアコンの除湿は、エアコン内部にある熱交換器と空気の温度差を利用して行われています。熱交換器を冷たくして空気中の水分を結露させ水滴をまとめてホースで部屋の外に排出しているようです。

そして水分の取り除かれを乾いた冷たい空気を部屋に戻すという仕組みのようです。

室温が低めだったら十分にできないようです。

または冷たい風を戻すようです。

かといって再燃モデルは電気代がかかるようです。

一方、氷結ドライはファン回転を抑制することのようです。

・天気用法を活用したクラウドAI

【洗浄機能】風クリーンシステム

ホコリの侵入と結露の抑制、プラズマクラスター※7

●富士通ゼネラル

 ハイブリット気流とダブルAI

・送風でサーキュレーターを

・AI…他社と違い人を見て分析でなく、リモコンの操作状況をもとに使用者がどのように感じているかを情報分析、学習する事と外的要因を考慮するようです。

【洗浄機能】熱交換器加熱除菌

日立の凍結洗浄と比較されるようです。範囲は日立で、死滅では死滅では富士通のようです。※7

●日立

 「くらしカメラAI」…個人を識別して、在宅時間・適温や風力調整をするようです。

  さらにお部屋に合わせて風量を自動調整してくれるようです。

 間仕切りサーチによって隣のお部屋も暖めるようです。

【洗浄機能】凍結洗浄ファンロボ

洗浄機能に最も力を入れているメーカーで凍結して集めて洗浄するようです。

素材・銅・ニオイ・カビ対策をしているようです。※6

・白くまくんRAS-AJ25J-W

 室内機、室外機共にコンパクトのようです

 冷7-10 100%APF5.8 w670/630 AI×※8

 RAS-X22M⑥ 555kw 129% APF7.5

    暖⑥-⑦2.5kw(0.3-6.0)430w(110-1490) 冷⑥-⑨

 RAS-S22M 612kw 117% 6.8 2.5(-5.7) 430 2.2(-3.5)400

RAS-S22l※日立HPより

【クリーン】凍結洗浄standard

 熱交換器を小浦瀬、たくわえた霜を一気に溶かし、汚れを洗い流します。清潔な状態にし、ホコリの目詰まりによる性能の低下も抑えるようです。

【室内機】付着物質を洗い流す(菌・ウイルス・ホコリ・カビ)

[くらしAI]でお部屋を見て人がいない時に自動洗浄も。

【室外機】熱交換器に付着した小さなホコリ(凍結洗浄)で洗い流すようです。

 ※設定が必要のようです。

【ファンロボ】

 ファンを逆回転させ、ブラシで落としたホコリは熱交換器の汚れと共に洗い流すようです。

【プレシーズンお手入れ】

 エアコンをよく使う冷房シーズンを迎える前の5月頃に、内部を自動で[凍結洗浄]しながら、正常に運転するか、故障部分がないかを自動診断してお知らせするようです。

 ※設定が必要なようです。

●参考文献

※1…https://kakaku.com/Kaden/aircon/guide_2150/ 失敗しないエアコンの選び方

※2…Youtube『エアコンは6畳用10畳用14畳用しか買っちゃダメなの!?』しょうちゃんの動画

※3…https://xn-68j3b0c6a1670cue8ankw09g.jp/interior/airconditioner-select/

※4…Youtube『計算せずに最適なエアコンの容量選定ができるサイトの使い方』

※5…Youtube『エアコン選びの【新常識】畳数で選ぶのはもう古い!?』

※6…Youtube『【エアコンおすすめ】大手4社の強み、弱みとは?』

※7…Youtube『【エアコンおすすめ】大手4社の強み、弱みとは?』の続編

※8…https://smartlog.jp/163337/  2021.01.06

※9…https://www.nikkei.com/article/DGXMZO19460320R30C17A7000000/

※10…https://netsu56.club/2017/06/22

※11…https://www.2x6satoru.com/article/aircon-typical.html

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