本日は京急電鉄の杉田駅からJR根岸線の新杉田駅、そして磯子駅を周り、最終的に京急電鉄の上大岡駅まで散策しました。
■A.杉田駅■
京急電鉄で杉田駅を目指して向かいました。
【東急ストア】
では、杉田駅につきますと2Fで直結で東口の東急ストアに入る事ができます。
「高座豚」という神奈川産100選に選ばれた豚を取り扱っていました。基本的にこちらの東急ストアは「バイヤーの逸品」と銘打たられた商品が各所にあり、店舗は少し古めですが商品は魅力が見られます。沖縄系にこっているのか、豚肉の簡便商品に沖縄テイストな商品があったり、沖縄の豆腐がありました。特にデザートコーナーでは、北海道のおおきなシュークリームなどこだわって目を引く商品がありました。惣菜コーナーでは「黄金のササミ」などもありました。また、駅弁フェアをやっていたので、下の写真のミニメンチカツを買ってみたのですが、別にご当地ではなく東京から北海道まで幅広く販売されていて、食べやすいヒレカツやバーガーを作っている会社のようです。鍋コーナーでは小量目のタネがいっぱりあり、少人数で色々な具材を食べたいときに便利だと思いました。青果コーナーでは「いよかん」「ポンカン」「デコポン」の説明が詳しく書かれていて選びやすいと思いました。
東急ストアにはコージーコーナーも入っていました。駅の西側は2~3F建てのマンションが多い感じがしました。上には高くないですが横に広いマンションが多いですね。また更に西側と北側にずーっといくと土地が高くなっている感じがありました。
【「杉田商店街」と「まいばすけっと」】
さて、東急ストアの南側には杉田商店街が東にむけて通っています。こちらは商店街を抜けると、JR新杉田駅に着きます。商店街としては平日の昼前でしたが人が多く、活気のあるお店も多かったです。豆腐でこだわりのお店やコッペパン屋・お菓子屋がありました。
そして、そこの「まいばすけっと」によりました。生鮮はほんの少ししか置かれておらず、コンビニより牛乳やお菓子などグロッサリーと日配の品ぞろえが多い感じでした。商品を補充しやすいように工夫されているのが、このスーパーの特徴のような気がします。驚いたのが、ビールコーナーには外国産の瓶ビールが色々な種類置いています。青島ビールやアメリカのビール、またイタリアのモレッティビールまでおいてあり、なぜかビールは楽しめる品ぞろえでした。
■B.新杉田駅■
【「らびすた」と「すずきや」】
杉田商店街を抜けると「らびすた」という下1~2階くらいが商業施設、3~4階くらいが公共施設、更にその上は住宅スペースという高層ビルがあります。
その一階の「すずきや」に寄りました。
「すずきや」は磯子駅にもあるのですが、こちらの「すずきや」の方が新しく、しかも広く、品ぞろえも豊富です。青果の柑橘系の品ぞろえにしても多く、「デコポン」「ぽんかん」「いよかん」だけでなく「不知火」「はるみ」「甘平」「甘夏」などなど豊富にありました。お肉コーナーでは木曜日限定の「曽我の屋豚」という挽きたてのトウモロコシを食べて育った豚と、「やまと豚」という農林水産省大臣賞や国際味覚審査会で4回ほど受賞した日本を代表する豚と書かれた豚がこだわりとしてありました。加工肉でも「やまと豚」はあるのですが、こちらはあまりこだわり感を出していませんでした。後、鶏肉は「アマタケ」のお肉を使っていました。和菓子コーナーでは、横浜中華街に因んだ「中華系の点心」が多く品ぞろえされているのが楽しかったです。また、パン屋では「葉山」というブランドなのか、その文字が良く見られます。銘菓コーナーでは横浜系と鎌倉系が主に扱われていました。チーズコーナーやお酒コーナーも充実していて、ワインなどを楽しめる時間を作れる商品の品ぞろえでした。
【コンバインの「わたなべ横丁」と「成城石井」】
さて、さらに根岸線新杉田駅に接近すると、駅の北側にコンバインという商業施設があり、その中に「わたなべ横丁」と「成城石井」が入っています。
「わたなべ横丁」は、生鮮が強い感じでした。青果は品ぞろえは多いわけではないのですが、全体的に魅力的なイメージが感じられます。鮮魚コーナーでは近くの港でとれた魚が表記されて売っています。「小柴産」は「太刀魚」「ごち」「地あじ」「まいか」、「本牧産」は「小あじ」「石もち」、「三崎産」は「金目鯛」がご当地といえるのではないでしょうか。お肉コーナーでは「アマニ油」を使って育てた牛肉や「渋谷ホルモン」という渋谷発祥というホルモンシリーズがありました。その中でも、牛の「はちのす」を使ったイタリアン料理「トリッパ」が売っていたため買いました。「はちのす」はイタリアでは結構使われ、トマトベースで食べられることが多いみたいですね。
次は「成城石井」が、「わたなべ横丁」の真横にあります。「わたなべ横丁」が生鮮と下町感ある品ぞろえで、「成城石井」がお洒落な感じという共存関係なのでしょうか。
確か「グリード ペダル」という生ハムを花弁状にカットした商品がおススメでありました。また「シシリー島産」の「新漬けオリーブ」を美味しそうで、歯ごたえがあり程よい酸味が特徴とかかれていたような。「sacardo」というイタリアの良く置いてあるチョコセレクションアソートのちょっと趣向を変えたようなバージョンのチョコをおいていました。ナポリタンチョコレートシリーズはやはり美味しそうで、ジャンドゥーヤというヘーゼルナッツを使ったタイプもありました。下記の写真の全粒粉ビスケットを買いました。こちらも「イタリア」産で、同じシリーズで6種類の穀物を使ったビスケットもありました。小麦を使ったこだわりのお菓子はやはりイタリアが強いですね。
■C.磯子駅■
新杉田駅から「磯子駅」に向かって北上していきます。首都高を越えた東側(港側)は工場や会社などビジネス区域のような感じで、西側はマンションなど住宅スペースでした。コンビニはあるのですが、スーパーは駅前に集中していて、新杉田駅から磯子駅までそこそこ距離があるのですが、屏風ヶ浦近くの東急ストア以外、あまりスーパーはありませんでした。飲食店は色々あり行列のできたラーメン屋もありましたね。
【ヨークマート】
磯子駅に近づいてきますと、高層マンションの1階に「ヨークマート」があります。近くに「ローソン」「100円ローソン」「キャンドゥ」更に駅前のビル「ビーンズ」に入っている「ピーコックストア」と小売店がいっぱいあります。やはり、高層マンションが多いので人も多く、しかも駅利用者が多いため、集積するのでしょう。
「ヨークマート」では、ドラゴンフルーツのひとくちカットの少量サイズがありました。味見に良いかも。葉県産JA安房のコシヒカリを発見(特にあまりご当地ではないのですが、千葉北部のコシヒカリを最近よく目にしていて、南部のを久しぶりに見たので)。「熟成フォカッチャ」も美味しそうでした。後、イタリアのパスタなどの輸入商品で有名な「REGALO」のパスタソースを買いました。これも特にご当地ではないのですが、後で食べたいと思い、、、。
【「ピーコックストア」「スズキヤ」】
駅前にはビーンズという建物に「ピーコックストア」がありました。イオン系列なのか「トップバリュー」ブランドが多くありました。「ヴェルガーニ(Vergani)」というイタリアのメーカーの「マロングラッセ」が売っていました。またそのメーカーのジャンドゥーヤもありまっした。「マロングラッセ」は量が多いのでギフトに喜ばれそうです。「elvan」というイタリアメーカーのチョコセレクションアソートの商品もありました。
また「スズキヤ」も新杉田駅に続き、磯子駅前にもあります。新杉田駅より店舗スペースが狭く、厳選されておいてあるイメージがありました。
【マルエツ】
更に磯子駅から、西側に進むマンション街を通り抜けるとかなり坂を上る場所に来ます(港側をみると景色がよくなります)。この坂の上の海抜の高いところに、新しめの大きな高層マンションの集まりがあります。その高層マンションの中に、おそらくそのマンションの人たち向けの商業施設があり、そこに「マルエツ」があります。テナントはカフェと日本料理店があるのですが、どちらも高級なイメージでこちらのマンションの高所得者向けの店舗と考えられ、なんとなく歩いている人たちも裕福なイメージを勝手に持ちました。
ただ、マルエツは京野菜がおいてあったり、ワインが充実していたり、こだわりの商品もあると言えばあるのですが、基本的には大衆的なマルエツの商売を行っています。おそらく駅前などでこだわりの商品を買い、マルエツは日常の補充として利用してもらうというイメージなのでしょうか。
【東急ストア】
更に、西に歩いていくと、坂を下っていくような感じになり、そのあたりは小学校や住宅街にくるのですが、坂の上よりは昔ながらの住宅街です。おそらく開発として残った坂の上が、最近開発されたという感じなのでしょうか。
こちらもコンビニは多いのですが、スーパーはあまりありません。「鎌倉ハムクラウド商会」(磯子6丁目)という鎌倉ハムの会社があるのですが、こちらは定期的に鎌倉ハムの直売市をやっているみたいですが、本日はその時期ではなかったです。後、「ローソン」でなぜか成城石井の商品があり、「チョコ」と「キャンディ」がありました。こちらは北イタリアの老舗に作ってもらった商品のようです。
さて、結構歩くと「東急ストア」が「セブンイレブン」と「八百屋」と一緒にあります。杉田駅の「東急ストア」ほどこだわりの品揃えはなかたですが、品揃えは充実していました。
【イトーヨーカドー】
さらに西に行くと大岡川を越えたところに「セブンイレブン」と「イトーヨーカドー」があります。「イトーヨーカドー」はメープル系の品ぞろえが多く、惣菜やお肉などもこだわりの品があり、ヨークマトートの品ぞろえと似るところはあってもちょっと違うイメージでした。銘菓売場が広く横浜系のお土産は結構ありました。
■Ð.上大岡■
大岡川を南下していくと、上大岡駅にたどり着きます。
【パサージュ上大岡】
上大岡駅から21号を陸橋で西側にいき降りたところに、「パサージュ上大岡」という商店街があります。こちらは、古くから商店街があったところで、焼き鳥屋の「鳥毛」や惣菜屋「久野」は老舗となっています。また、通り沿いに「オレンジ市場」というスーパーがあり、並び的には昔ながらのスーパーのようにも感じられます。
【東急百貨】
東急百貨店は、やはり地下の食品街がとくに興味深かったです。
食品スーパースペースでは、地場野菜として「スイスチャート」「聖護院だいこん」「味一番だいこん」「切り干し大根」「甘玉キャベツ」「葉付にんじん」などユニークな地場野菜が多く、三浦半島と鎌倉が近いという風土がこのような面白みを出すのでしょう。また、パスタ・チーズ・ワインコーナーなど色々なところで品ぞろえが充実しています。隣には、お菓子商材の専門店があります。
また、銘菓コーナー・専門店コーナーも充実していて、銘菓は横浜ならず、全国色々な場所の銘菓も買うことができそうです。
下記の写真は、『横浜しげた』で買った「上大岡あんぱんまんじゅう」です。上大岡駅の京急百貨20周年を記念して開発した商品で、生地にミルクを使っていて、餡の味と共に、生地がまろやかで美味しいです。もともと「あんぱん」は横浜ではじめて販売されたらしく、それに因んで「横浜あんぱんまんじゅう」という商品があり、それをアレンジした感じの商品です。
【ミッケ】
京急百貨店の南側に2017年にオープンした「ミッケ」という総合商業施設があります。本屋とカフェ、パン屋とこだわりの食材お酒、雑貨など、特に中心の本屋の棚を低くすることで、ワンフロアで一つの店舗で色々なジャンルを超えた販売がされているような作りをされた商業施設となっています。パン屋はコッペパンや数量限定で売り切れる「上大岡食パン」、カフェではワインや生ハムなども提供していて、本屋はお洒落な料理雑誌が多い印象を受けました。
下記の写真は、食材を販売しているスペースで買いました。輸入品も多く扱っていて、色々な発見があります。ワインも数多いのです。下記の写真の一番目は「ミラノ風リゾット」を簡単に作れるキットとなっています。イタリアのメーカーが作っていて、他にも何種類かリゾットが作れるシリーズです(但し、これはヤオコーでも扱っていた)。二番目は、イタリアのヴェネト州のスコルゼという産地でとれた天然ミネラルウォーターです。スパークリングタイプも売っています。三番目は、「リンツ」というイタリアのちょっと高級目のチョコレートをつく合っている会社の「リンドール・アソート」となります。球状のチョコレートがとけると中からミルクなどが溶け出してきて、この上ない幸福感に包まれるチョコレートです。
【ブランジェリー オンニ】
京急百貨の南東にあるパン屋さん「オンニ」。店主の方のこだわりが強く、パンを選んで食べることで感動を作り出してもらいたいという願いがあるようで、それぞれのパンに個性があり、どれも美味しそうです。
下の写真の一番目は「レンコンと挽肉のフォカッチャ。パンの匂いは控えめで、挽肉と唐辛子の匂いがよく、平らで、レンコンの食感と挽肉のジューシーさが上手く混ざりフォカッチャの生地が上手く支えてくれます。チーズが若干入っているのが香ばしく、唐辛子は匂いを整えてくれます。
二番目は「アンチョビ入りオリーブのフォカッチャ」。香りがよく、フォカッチャの硬さとオリーブの食感がインパクトとなり、オリーブの中にアンチョビが入っていて、塩味がフォカッチャとマッチし、オリーブが溶け込むような味わいです。
【トラットリア チックロコネッソ】
こちらも「オンニ」の近くにある本格イタリアンレストラン。トスカーナなどエは良く食べられるイノシシのお肉や、トリッパなど本格的なイタリアンに加え、パスタやワインも豊富で楽しめます。味付けが上手く、どの商品でも美味しく感じます。
料理は写真と共に紹介します(↓)。
【ワイン】
★「モマ・ロッソ」はエミリア・ロマーニャ州のワインです。タンニンと酸味と甘みはすっきりとしていて、果実味も強いわけではないのですがチョコやベリーを感じさせます。またボディが強めです。2011~2014年に様々な賞を受賞して有名になったワインです。ブドウの品種はサンジョベーゼ。
★「フェウドアランチョ“カントロード”」は、こちらも赤ワインで「モマ・ロッソ」と似ているのですが、香りが更に豊かに感じます。ネロ・ダーヴィラ80%にカベルネ・ソーヴィニョン20%が品種です。「ネロ・ダーヴィラ」はシチリアの地ブドウで、このワインはシリチリア産。ワイナリーはアメリカで最も売られているシチリアワイナリーで、今注目のワイナリーらしいです。
★「ランブルスコ」。こちらは一昔前はかなり甘いものが流行り、イタリア国内では辛口が主流の微炭酸ワインです。どんな料理にも、食前でも食中でも食後でも合うことが特徴です。こちらのはやや甘口くらいで、丁度良かったと思いました。
【カクテル】
★「スプモーニ」。グレープフルーツにカンパリの赤で割ったイタリアのカクテルです。
★「イタリアンアイスティ」。アマレットという杏仁豆腐のような甘さとに匂いがするリキュールにウーロン茶とレモンで割ったイタリアのカクテルです。最初は杏仁豆腐!?と思いますが、癖になります。
★「アペロールソーダ」。アペロールをソーダで割ったもの。苦甘いような甘いような、懐かしいような感じもする味のカクテルです。
…以上、上大岡散策でした!!